2012年11月21日水曜日

【ネタバレ】エヴァ新劇場版Q感想2【注意】

前エントリーで書き忘れていたこと、色々な感想見て腑に落ちたことなど、もうちょっと書きたいので書き殴りますw

破の予告が全くの嘘だったこと
最初は嘘予告だったのかよーと思ったんだけど、どこかで「東日本大震災後に一度大幅に作り直した」というのを見てそれはありえるかも、と思った(真偽のほどは不明だけど) 最初はサードインパクトの描写を描いていたけど壊れていく世界っていうのは描けない(または描きたくない)ということになって、サードインパクト後、壊れてしまった世界で生きる人達という内容に変わったのかもしれない。TVで放送した映画でも津波を想像させるシーンとかはやっぱり今でもカットしてるしね。

アスカ
これは他の方々の感想を見てすごく納得したことなんだけど、アスカの言動はQ単体で見るより破から繋げてみるともの凄く面白い。というか凄く乙女wアスカは破の後半けっこうシンジのこと金になってるよね。学校で夫婦言われて赤くなっちゃったり、ヒカリに(シンジが作った)「お弁当あげないわよ?」とか言っちゃったり、レイと張り合って料理してみちゃったり、レイの碇親子ぽかぽか計画にのって4号機テストパイロットに立候補したり。他人と向き合ってみるのも良いなんて考え方も変わってきてた。

そんな破のアスカの言動を踏まえてQを見てると、冒頭「何とかしなさいよ、バカシンジ!」とシンジに助けを求めたり、14年経っても「綾波、綾波」言ってるシンジにイライラしたり、ラストの「私は助けてくれないのね」というのは「破では綾波のことは助けたのに」っていう嫉妬だよね!w マリがアスカのこと「姫」と呼んでたり、シンジに「せめて姫だけは助けなさいよ!」と叱咤したりってのもアスカの気持ちを知ってるからでしょうね!「バカシンジ」「ガキシンジ」と罵りながら、なんだかんだ最後の最後シンジが腑抜けになっちゃっても見捨てないアスカさんマジ乙女wデレを全く見せないようでいてすごいツンデレだよねwww

カヲルくん
「今度こそ君だけは幸せにしてみせる」と言っていたカヲルくん。でも今回も失敗。序や破での台詞からこの世界はループしてるとか、世界が破壊と再生が繰り返されてもカヲルくんは記憶を保持してるというのが示唆されていたわけだけど、シンジを幸せにするために何度も再チャレンジしているのではないだろうか?

旧劇では「僕を裏切ったな!」とシンジの手によって殺された。新劇では「僕は絶対に裏切らないよ」と前回の反省を踏まえてずっとシンジの支えになり、シンジの代わりに爆弾を引き継いで死んでいく。一見するとカヲルくんは超越した存在のように見えるけどヒトに近い使徒だけあってミスもするし悩みもする存在なのかもしれない。失敗しても諦めない。納得するまで反復練習あるのみ、とピアノの話でもしているし。さながらシュタゲーの岡部だねw

ゲンドウ
旧劇と目的なんかは変わってるのか変わってないのかまだよく分からないゲンドウ。旧劇でもよく分からなかったんだけど、あのときはユイとの邂逅または復活が目的だったってことで良いのかな?それとも一応ゼーレとは別プランの人類補完計画をちゃんと持っていたんだろうか?新劇でもそのへんごっちゃになってる感じだけど、旧劇よりはまともに人類補完計画をやろうとしているようには見えます。旧劇ではゼーレプランが発動したけど新劇ではゼーレを潰してゲンドウプランが実行されようとしてますよね。旧劇の「アダム」から変わった「ネブカドネザルの鍵」が何らかの鍵なんだろうけどまだよく分からない。今作も息子と向き合わないダメオヤジなのか、ただ嫁(ユイ)を取り戻したいだけなのか、人類補完計画という再生計画を成そうとしているのか、ゲンドウのことはまだよく分からないです。

ミサトさん
ミサトについてはあまり語ることがない。破で「あなたの思うように行きなさい!」と唯一シンジを肯定していた人が「何もしないで」とガン無視を決め込んでいることに疑問はあるけど、まあ14年で色々あったんだろうなあってことで片付いてしまう気もするし。加持もおそらく死んだんだろうしね。まあ冷徹を決め込んではいるけど、フォースインパクトの鍵となるであろうシンジが脱走したときに自爆スイッチを押せなかったところに14年前の繋がりを感じることができたのは良かった。

綾波
綾波についてもあまり語ることがないかなぁ。破で助けたと思っていたぽか波さんは助けられていなかったそうで。でも黒綾波が見に行ったLCLの水槽に綾波っぽいのが入っていた気がしたんだけどあれ違うのかな?仮に初号機からサルベージできていないのだとすると、ぽか波の魂はまだ初号機の中。その初号機は現在ヴンダーの動力源。ブンダーは神殺しと呼ばれている。ぽか波の目的は「碇君が戦わなくていいようにする」こと。この辺が色々リンクすると次回は面白いことになりそうなんだけど。変わって黒綾波さんは「おまえなんか綾波じゃない」言われて悩んでるご様子。そういえば補完計画の要である綾波もカヲルくんも悩むとか疑問に思うって描写があるのか面白いね。ちょっと人間くさくなってるというか。その辺の変化が何かをもたらさないのかな?

シンジ
これも他の方の感想を見てなるほどなーと思ったことなんだけど、Qのシンジは全く何も考えていないということ。破までのシンジくんは他者とコミュニケーション取ろうとしたり、世界よりも綾波を取るという選択をしたり色々自分で考えて行動してきた。そんなシンジくんのことをネットではシンジさんと呼んでるようだけどw

そんなシンジさん、Q冒頭では破から目覚めたばかりということでエヴァに乗せろとか積極的に動こうとしてた。でもみんなから「何もするな」と死んだ魚の目で言われた後は本当に何もしていないwヴィレで色々言われたけど綾波が助けに来てくれたので脱走。世界がこんなになったのは君のせい言われて「こんなつもりなんてなかった!」と前回の行動を否定(まあこれは仕方ないとも言えるがw)カヲルくんに「槍を抜けば世界が変わる」言われたのでホイホイ抜きに行っちゃう。途中カヲルくんが「やっぱりよそう」とかアスカが止めに来たというのに無視w「だってカヲルくんが抜けって言ったんじゃないか!」責任転嫁。結果カヲルくんは目の前で自決しシンジくん考えることを放棄して引き籠もりニートに。最後は行動することすらやめちゃったw

破とQでの違いっぷりに戸惑ってしまう。シンジさんからシンジくんに戻っていく過程は、旧劇の電車内の心象風景で綾波に追求されて「変わろうとした。変わろうとしたんだよ!」とキレているシーンを思い出した。次回ではシンジさんに戻ってこれるのかねぇ?

そういえばどっかの感想で「シンジが綾波に自分の気に入った本を持っていくのって、男の子が好きな子に自分のお気に入りの曲を入れたカセットテープ渡しちゃうようなもんだよね」 っていうのを見て心をグサグサとえぐられたよ!!!あるあるすぎるよ!アッーーーーー!!!

それでいて「まだ読んでくれてない。じゃあもういいよ!」ってキレるとかシンジくん最低だよ!!www

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